地質調査

3-1.ボーリング調査

地質調査は,主として地中の不可視部分を対象としています。このため,最も直接的で有力的な調査方法はボーリングです。

これは,実際に地盤を掘る作業であり,地中の情報をダイレクトに入手でき,土質試料や岩盤のコアとして観察する他,それを用いて土質試験や岩石試験を行うことができます。また,ボーリング孔は,孔内水平載荷試験や現場透水試験等の孔内計測や物理検層にも利用されます。

3-2.土質試験

地質調査では,原位置において各種の計測機器を用い,地盤の物理的・力学的な性質を測ります。この原位置試験には,ボーリング孔を利用した試験・計測,サウンディング,その他の試験・計測があり,調査目的により適宜組み合わせて実施されます。

また,地質調査には,現地で採取した試料を,試験室に持ち込み,土質試験・岩石試験を行い,その性質を明らかにしております。

当社では土質試験室を保有しており、ボーリング調査から、一軸・三軸圧縮試験、圧密透水試験などの室内試験までを実施しております。

3-3.結果の整理

既存試料の検討・現地での調査・計測,室内試験が終了すると,これらの調査結果を整理し,個々のデータの評価や整合性の検討を行います。その結果に基づき,土質・地質柱状図や土質・地質断面図等の図面類を作成します。